タイで株式投資を始めてみたリアルな実情

タイと日本のギャンブル環境に関する私見

2021/03/122021/03/16

日本はギャンブル大国であることを再認識

タイではムエタイや闘鶏など一部の公営ギャンブルを除き、基本的にはギャンブルは違法の国となっております。勝手な意見ですが、仏教国らしい厳しい文化となっており、個人的には尊敬しています。

しかし日本では、お金をかけてのゲームは違法とはされていますが、特に首都圏においては、駅前にパチンコ屋がたくさんあり、雀荘もあります。競馬・競艇・競輪の公営ギャンブル以外も含めれば、極めて身近な存在かと思います。それが日本という国です。

更にIR法でカジノ解禁を目指しており、解禁されればカジノという大金が動く新たな賭場の創成だけでなく、それに付随したエンタメ業や宿泊施設など、経済的にも雇用面でも新たな流れが生まれてきます。

大前提として、カジノだろうが既存のギャンブルだろうが、きちんと納税関連や資金の移動についてなどが、クリアかつ合法的に運営されているのであれば、大歓迎というのが私のスタンスです。

「ギャンブル依存症ガー」など否定的な意見が叫ばれていますが、そういう人種が一定数いるのは承知の上ですが、基本的には依存症等は個人の責任、『自己責任』であると考えています。行政などから「ギャンブルをしてくださいね」と指導されることはまずありません。

大体は、身近にギャンブルを行う人が居てその人の影響により通う様になる、後天的な影響を受けているからです。またギャンブルの大前提として大元が勝つように仕組まれているゼロサムゲームどころかマイナスサムゲームな訳ですが、それを理解しないで大金を勝負するのは、情弱であるとさえ言えます。

他人の不幸が蜜の味という国民性から、ギャンブルで身を破滅した人を心配する素振りを見せながらも、近親者でなければ他人事であり、そのような人たちを心のどこかで見下してさえいる人が大多数ではないでしょうか。それでいて、偽善者のフリして「依存症ガー」と声高に叫ぶことで、ある種の自己陶酔している気さえします。中には、この依存症問題に対して真剣に取り組むNPO法人で活躍する方がいて、事実その活動により救われている人たちがたくさんいます。この事実は否定する気はありませんし、自分にはできない非常に素晴らしい活動であると思っています。

借金をしてまでお金をつぎ込んでしまい身を滅ぼすのは、ギャンブルが悪い訳ではなく、その人の自身のパーソナリティーや生まれてから現在に至るまでのバックグラウンドであり、つまりはその人に根本的な部分に問題があるわけです。ソシャゲ廃人も同じです。もっと言えば、そもそもの話をするなら、依存症は脳内物質の働きによるものであったりするので、「人間自体が悪である」ということになります。ギャンブルやソシャゲ自体に問題がある訳でなく、それを利用する側の問題から完全に目をそむけ、税金問題や法律的にグレーな部分を抱えるギャンブル自体を悪としているだけなのです。

闇カジノと呼ばれる完全に違法なものについては、指摘すらしません。存在自体が違法なので。それを利用する方たちは同罪であると考えています。

存在自体が悪ではなく、叩きやすいから叩いているだけ

交通事故でトヨタやホンダの車に引かれ運悪く死亡してしまった方がいたとしても、相手の運転手が悪いのであって自動車メーカー自体は悪く無いという考えと同じです。ギャンブルで破滅する人より、お酒が原因で大事な席でやらかしたり、アルコール依存症などで破滅した人、それだけでなく、飲酒運転で事故を起こしたケースの方が圧倒的に多いはずです。さらに言えば、毎年恒例のお正月のおもちで喉をつまらせて死亡する人の方が多いような気がします。

だからといって、アルコールを全面的に禁酒するという風潮にはなっていないのはなぜか?

そんな良い悪いという個人の主観が主となるレベルの低い話ではなく、もっとマクロな視点でギャンブル業界というものをみれば、全否定する気にはならないはずです。

年々低下してきたとはいえ、パチンコ産業は2020年のレジャー白書にれば、20兆7,000億円。飲食業で19兆8,160億円と、コロナ禍で色々と騒がれた飲食業とほぼ同じ規模です。扱う商品の単価が違うから一概には言えませんが、市場規模という観点のみに注目するならば、廃止しろとは言えないのがわかります。もちろん、パチンコ産業にも付随した雇用や産業があるわけで、「ギャンブル依存症ガー」と、極めていい人。良識のある人風に聞こえる批判的な意見はあっても、廃止した後のその業界で働く人達の生活を保障する支援策や代替案とともに叫ぶ人は殆どいません。日本の飲食業界がまるっと潰れることと同じことが起こり得るのにです。

数値引用:レジャー白書2020 https://www.jpc-net.jp/research/detail/004580.html

タイでのギャンブル事情

よくネットなどでは、タイ人はギャンブル好きが多いと紹介されています。私から言わせれば、木を見て森を見ず状態です。調査対象をどの層にするかで、答えは大きく異なって来るのではないでしょうか。

私の会社で働くタイ人従業員は、みなギャンブルをやりません。というかタイではギャンブルを行える場所自体が少ないのですが、隣国にはカジノが乱立しています。クーデター騒ぎのミャンマーとタイとの国境付近だけでなく、カンボジアの国境沿いにも有名なカジノリゾートがあります。バンコクから国境の町までのバスの直行便もあり、国境を超えたらすぐ近くにカジノリゾートがあります。

たくさんのタイ人が遊びに行くようですが、私の周りにはそういう方はいませんし、タイに来てからその様な方と出会ったことさえありません。

もちろん、絶対数が少ないのでたまたまということかもしれませんが、タイ人スタッフの家族・友人知人にもいませんでした。

Gamble Denは多々ある

また連日ニュースで報道される通り、違法カジノ自体は日本と同様に多々あるようです。またオンラインカジノ自体もあり、海外サーバーとはいえタイ国内からアクセスして遊ぶだけでも罪となります。

それだけ、タイ国内ではギャンブルはご法度となっています。それ故に、ギャンブル好きが多いという考え方になること自体否定はしませんし、もしかしたら事実なのかもしれません。

しかし、ニュースなどで報道されている逮捕者などの映像を見る限り、その様な人たちは真面目に働いている層、もっと言えばきちんとした学歴を得てホワイトカラーとして働いているであろう層が極めて少ない印象です。

言葉を悪くいえば、底辺層の方が一発逆転など淡い夢を見て興じているどころか、狂じているとさえ私には見てとれます。

タイの場合最悪なのが、取り締まる側の警察関係者と違法ギャンブルを開催している胴元と利益享受の関係にあるのが珍しくないという点です。警察とパチンコ業界のようなズブズブな関係です。日本のパチンコ業界と異なるのは、売春できるソープランドと同様に建前のもと暗黙認められた産業ですが、タイの違法ギャンブル(違法カジノ)は完全な法律違反です。三店方式のような建前なんて、タイの違法カジノには存在しません。札束という賄賂で警察に目をつぶってもらっている所が多々あるようです。

だからといって、そうなる人たちは、その道を自分で選んでいるわけであって、同情する気にはなれません。私より年収が低い層の人たちは、生活する上で必要不可欠なのかもしれませんが、私でさえ持っていない大きな車を所有し良いコンドミニアムに住み、頻繁に旅行に出かけ、インスタやフェイスブックにセレブのような羨望の的なるライフスタイルをアピールしています。それも驚くほど多くの人が。

この「イイネ」や「LIKE」もある種の依存症であると思います。

株投資はギャンブル?

元金(掛け金)が補償されないという点だけにおけば、ギャンブルだと認識する人もたくさんいます。しかし、株の場合は、一般的には「投資」と呼ばれ、投資であってギャンブルではないというのが答えだと思います。

もちろん大損するリスクはギャンブル同様にあります。しかし、ギャンブルにおける WIN or Lose と異なり、負けても元金が0になることは、投資した会社が破産して上場停止などにならない限り、まずは起こりません。

パチンコで1万円使う場合、当たれば勝てるかもしれませんが、多くの場合は当たらずに1万円溶かして終わります。しかし株の場合は、投資先次第ですが、経済状況や会社の業績によっては1万円が2万円になったり5千円になったりはありますが、1万円全額を溶かすことは上記の通り極めてレアなケースです。

株を買って会社を応援する

投資先の株を買うということは、その会社の共同オーナーの末席に加わる事を意味します。取得枚数に応じて、地位は変わってきますが、株主であればその会社の誰よりも偉くなるのです。法律的には、会社は株主のものであるからです。

有名投資家の言葉で、世界に名だたる天才や著名人を僅かな金で働かせることができるのが、投資であると。Amazonの株を買ってオーナーになれば、ベソスを働かせる立場となり、テスラを買えば、イーロン・マスクを働かせる側になるのです。

個人的には、私のような無能な人ほど、優秀な経営者を彼を雇う金額よりはるかに低い株式購入金額のみの僅かなお金で、彼らに働いてもらうわけです。つまり、私のような無能が、天地がひっくり返っても勝てない様な、極めて優秀な人材を働かせるのが投資です。

ドラゴン桜で有名な「バカとブスほど東大に行け」と同じように、バカで無能であれば自分で働くのではなく、投資や企業をして優秀な人材に働いてもらった方が、利益の期待値が圧倒的に高いのです。

この部分を理解すれば、「株投資=ギャンブル」という図式は成り立たなくなります。

もちろん、企業をして優秀な人材を採用して働かせる場合でも、株式会社を1円から設立するのであれば、株を発行してそれを所有するので、大きな枠では株投資になるのでは思います。

投資は自己責任で

私自身、株投資を始めたばかりなので、素人です。株式市場は専業プロや投資会社などが圧倒的に有利なのは事実であり、私のような素人はカモネギ状態です。なので、投資に興味がある・やってみようと思っているだけの方に先ず言いたいのは、負ける前提であることを理解してください。9割が負けるとさえ言われているので、私のような才能もなく無能な人なら、9割の方に入ると思ってください。自己肯定感が強い方で、「私は大丈夫」と思うことは厳禁です。

また「●円から初めて●億稼いだ」みたいな甘い言葉を鵜呑みにしないこと。理論上、株投資であれば億以上の財産を稼ぐことは可能です。しかし、それはギャンブルでも同じことで、リスクしかなく、万馬券に大金を突っ込むが如く、先ずは起こり得ないと認識してください。

誰もが簡単にわずかな金額で億り人になれたら、投資家全員が負けることなく、億り人になっています。しかし、現実ではそんなラッキーな人は極わずかです。宝くじを買って1等が当選するような確率かもしれません。なので、宝くじを買っただけで、3億円GET!と喜ばないのと同じで、投資を始めたからと言って、儲けられる・財産を増やせると思わないでください。

私自身、他人に投資の勧誘はしませんし、称賛することもしません。事実、私は負けても良い金額で身銭を削って経済の勉強をするという側面のみで、投資を始めたに過ぎないので。投資した金額が仮に含み損で大きく負けたとしても、勉強して得られる知識の方が、私にとっては遥かに価値があり、それをビジネスに活かせると判断したので、始めたに過ぎません。

改めていいますが、投資をするなら自己責任で。

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